イスラエルのパレスチナ・カザ地区攻撃に 宗教界の声明など
イスラエルとハマスの紛争に対しての理事長談話
今月7日パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」が゙突然、イスラエルへ攻撃を行いました。これに対し、イスラエルも報復措置を行っていますが゙、双方において多くの尊いいのちが゙奪われ、且つ人質や拉致等の非人道的行為に深い憤りと悲しみを覚えます。
釈尊は、「すべ゙ての者は暴力におびえ、すべての者は死を恐れる。己が゙身をひきくらべ゙て、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ」(『ブッダの真理のことば゙』)と語られ、世界ではは未だ゙絶えること無きテロや紛争・戦争が゙続いている現実が゙あります。
今あらためて、暴力による弾圧を非難するとともに、一刻も早く対話による平和的な解決が゙なされるよう、切望いたしますとともに、この度の紛争において奪われた多くのいのちに対し、心より哀悼の意を表します。
2023(令和5)年10 月16日
公益財団法人全日本仏教会
理事長 里雄康意
パレスチナとイスラエルの平和を願う声明文
「わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。」(創世記9章15節:新共同訳)
パレスチナ・ガザ地区を実効支配していたハマスが去る10月7日、イスラエル側に向かって電撃的な攻撃を開始し、イスラエル側の多くの人々が人質に取られました。この攻撃に対してイスラエル側も反撃し、今やガザとイスラエル側双方において2500人を超える人々が命を落とす事態となっています。
わたしたちは、このハマスによる暴挙に対し世界の人々と共に抗議します。しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は、それに対してこれを「戦争」と認識し、徹底抗戦を宣言し、ガザに向かって大量の軍事投入をする方針を公表しました。さらに米国バイデン大統領はこの途方もない戦闘状態の中でイスラエルの側に立つと発表しました。
わたしたちは、今回のハマスの武力攻撃に厳しい批判を向けると共に、この事態に対するイスラエルの対応は事態をさらに絶望的な方向に導くと考え、憂慮と疑問を禁じえず、また、米国大統領が今なすべき発言は、イスラエル側に着くことの公言ではなく、いかに戦闘の終息に向けた外交的対話の場をつくるかについて方針を示し、世界に呼びかけることであったと考えます。
世界においてディアスポラ(離散)と迫害による苦難の歴史の暁に、聖書の「約束の地カナン」の理念に基づき、シオニズム運動は1948年のイスラエル建国として結実しました。しかしながら、それは先住の民パレスチナ人を抑圧し、排除する歴史の始まりともなりました。以来、何十万ものパレスチナ人は難民として生来の地を追われ、流浪を余儀なくされました。国連が1948年12月に可決(第194号)した「難民の故郷への帰還の権利保障」はイスラエルによって全く無視され、今日に至るまでパレスチナ人とイスラエルとは幾重にも武力紛争を繰り返してきました。
1993年9月、ノルウェーの仲介による「オスロ合意」によってパレスチナ国家とイスラエルの国家共存の道が多くの難題を残しながらも示されました。しかしその道が結局、2000年代に入り、挫折と破綻へと至り、そしてついに今日の事態を迎えたといえます。そして、ヨルダン西岸とガザ地区に暮らすパレスチナ人は今もなお、植民地支配を受けるような政治経済的な制約に縛られる過酷な現実を強いられているのです。
この度のハマスの暴挙は、このようなヨルダン西岸とガザ地区のパレスチナ人の歴史的に置かれてきた理不尽を全く棚上げにしたまま、イスラエルがアラブ諸国(アラブ首長国連邦〈UAE〉、サウジアラビア)と友好関係を樹立しようとする最近の動向への反発とも言われています。
聖書における、イスラエルに、神によって約束されたカナンの地とは、寄留者アブラハムたち、そしてエジプトの地で奴隷という寄留生活を強いられたイスラエルの民に示されたものであることをわたしたちは想起します。同時に、そのような苦難を経た民イスラエルにカナンの地を約束された神は、「あなたは寄留者を虐げてはならない。あなたたちは寄留者の気持ちを知っている。あなたたちは、エジプトの国で寄留者であったからである。」(出エジプト記23章9節:新共同訳)とも命じているのです。
イスラエルとパレスチナ自治政府のたどり着くべき平和への道は、歴史の中でどちらも寄留者としての苦難の道を歩んできた民が、この聖書の指し示す道に立ち帰る以外にはなく、この二つの民の苦難に歴史的に測り知れない責任を負う世界は、政治的利害をこえて、和解と平和への道につながる外交的対話の場を設けるために、国連の仲介を通して全力を尽くすべきです。
わたしたちキリスト者は、そのためにユダヤ教やイスラム教をはじめ、諸宗教の間でこの和解と平和の道の実現のために祈り、また対話を続けることを惜しんではならないのです。
神がノアとの間に立てられた「虹の契約」とはすべてのいのちとの和解と平和のしるしであり、「虹」(ケシェット)とは、戦いを止めた弓の形であることを思い起こしながら、わたしたちはパレスチナとイスラエルの平和を切に祈り続けましょう。
2023年10月12日
日本キリスト教協議会
議 長 吉髙 叶
総幹事 金 性済
新日本宗教団体連合会(新宗連)は10月27日、石倉寿一理事長名で「パレスチナとイスラエルを巡る情勢に関するメッセージ」を発表。
パレスチナとイスラエルを巡る情勢に関するメッセージ
パレスチナ・ガザ地区とイスラエルによる激しい戦闘が続き、深刻な人道危機の様相が日々伝えられています。ここに犠牲となられた方々に謹んで哀悼の誠を表すと共に、1日も早く事態が終息することを祈ります。
紛争や対立は、ある日突然に起こるものではありません。長きに渡り、心の中に解消されないまま積み重ねられてきた不信や疑念、不満、疑念などが根底にあります。
新日本宗教団体連合会(新宗連)は、世界の恒久平和実現とすべてのいのちを尊ぶ世界の実現を目指して、宗教宗派を超えて、祈りと行動を共にしてまいりました。私たちは、宗教者として争いの根底にある人々の心の奥底にも目を向けて、対立や不信の関係にある人々が怨みの連鎖を断ち切り、対話や協調によって平和的に解決されること、そして今なお苦難の状況にある人々に一日も早く安寧の日々が訪れるよう祈り続けてまいります。
令和5(2023)年10月27日
新日本宗教団体連合会
理事長 石倉 寿一
「あらゆる暴力の即時停止と、パレスチナへの軍事占領の終結を求めます」
2023年10月11日
日本YWCA
会 長 藤谷佐斗子
総幹事 山本 知恵
日本YWCAは、2023年11月7日にイスラエルの複数箇所がハマス戦闘員による攻撃を受け、またその直後からイスラエル軍によってガザ地区に攻撃が加えられ、女性・子どもを含む多数の死傷者が出ていると報道されている状況を、大きな衝撃とともに受け止めています。暴力的に命を奪われた人たち、家族や友人、住居や生活を奪われた人たち、今も生命の危機にさらされながら、恐怖のただ中にいる人たちの痛みを思います。
市民を対象とした殺害・軍事攻撃は戦争犯罪であり、どのような立場にあっても、どのような理由があっても、許されることではありません。非暴力による平和を求める立場から、ガザ地区に連れ去られた捕虜の解放、住居・学校・モスク・民間施設を含むガザ地区への空爆・軍事攻撃の停止を含め、すべての暴力の即時停止を求めます。
この事情の背景には、長年にわたるイスラエルによる軍事占領があります。1948年に数十万のパレスチナ人が故郷を追われて以来、パレスチナの人々は分断され、基本的な人権と尊厳を否定されてきました。ガザ地区は2007年から軍事封鎖され、200万人以上の住民が移動の自由やインフラへのアクセスの制限をはじめ、過酷な状況での生活を余儀なくされています。大規模な軍事衝突のニュースなどによる一時的な注目が止んだ間にも、パレスチナの人々に対する人権侵害は日常的に繰り返され、エスカレートしてきました。国連決議を含む再三の指摘にもかかわらず、国際社会は明確な国際法違反の状況の継続を許してきました。
日本YWCAは、アジア・太平洋戦争の敗戦以後、戦争の恐怖と理不尽を経験してきた一人ひとりの声を深く受け止め、また軍国主義と侵略を止めることができなかった歴史への反省を持って、非暴力による平和を求めて声をあげてきました。また、世界YWCA運動の一員として、パレスチナの女性たちに連帯し、正義ある平和の実現を求めて活動しています。その立場から、すべての主体によるあらゆる暴力の即時停止と、イスラエルによるパレスチナへの軍事占領の終結を求めます。
ガザ地区へのすべての攻撃中止と即時停戦への日本の尽力を求めます
内閣総理大臣・岸田文雄様
私たちは、いのちを最大限に尊び、非暴力の平和を求めてそれぞれの信仰に生きる者として、イスラエルの無差別攻撃によるパレスチナ・ガザ地区の壮絶で凄惨極まりない状態を、深く憂えております。そのため、岸田首相に、現状の打開、両者の和解と平和のために、以下の努力を当事者と全世界へ全力で呼びかけ、日本がそのために率先して実効あるはたらきをすることを、心から要請いたします。
1)イスラエルが、ガザ地区へのあらゆる攻撃を即時中止すること
2)イスラエルーハマス間に、一時休戦ではなく、即時停戦を実現すること
戦闘開始以来死者は増え続け、1か月を経過した現在1万1千人を越え、その4割が子ども達と言われています。イスラエルによる難民キャンプや住宅、病院・学校や国連関連施設、列車や救急車までへの度重なる爆撃は、ガザ封鎖による電気、水、食料、医薬品の供給の妨げとともに、膨大な民間人を死へ追いやっています。これらは明らかに国際人道法に違反します。避難する手段を持たず逃げ場のない人々を無差別に攻撃することは、「自衛」の域を越え、ジェノサイドと化しています。私たちはイスラエルのこの行為を、満腔の憤りをもって非難します。同時に、今回の危機の端緒を開いたハマスによる10月7日の民間人無差別攻撃も、国際法に照らして許されることではありません。私たちはそれを最大限の言葉で強く非難するとともに、全人質の即時解放を求めます。殺されてもよいいのちはひとつとしてなく、全ての人間は等しく最大限に尊ばれなければなりません。 今回の事態に対して、世界はイスラエルのガザ攻撃中止と停戦、和平の道を強く求めています。国連では10月27日に、日本は棄権しましたが、121か国の賛成で、「人道的休戦」を求める決議が採択されました。日本で、全世界で、イスラエルの攻撃中止を求める行動が起こっています。イスラエルやイスラエルを擁護する国々でも、ユダヤの人々自身が、「我々が被った悲惨を他民族に繰り返してはならない」「ガザ攻撃中止を」と叫んでいます。どうか平和を求めるパレスチナと世界の声を、真摯に受け止め、応えてください。
日本国憲法はその前文で、「われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する」と宣言しています。憲法遵守に最も責任を持つ立場におられる総理大臣として、この精神に誠実に従い、今回のガザ危機打開へ尽力してください。どの国へも忖度することなく、G7の「二重基準」やG7外相会合共同声明での「戦闘の人道的『休止』」の欺瞞を正してください。最大最効の人道援助は停戦です。真の和平と和解は、非暴力の方法以外では達成することはできません。その実現に首相が世界の先頭に立ってはたらかれることを、私たちは強く求めます。
殺すなかれ 殺されるなかれ 殺すことを認めるなかれ、座視するなかれ
2023年11月13日
京都宗教者平和協議会
日蓮聖人門下京都立正平和の会
京滋キリスト者平和の会
日本キリスト教婦人矯風会京都部会
「平和をつくり出す宗教者ネット」集会アピール
ーイスラエルは大殺戮を招くガザ攻撃を止めてください!ー
「武力で平和はつくれない」。このことを信念として、わたしたち「平和をつくり出す宗教者ネット」は今間もなく、パレスチナ・ガザ地区で起ころうとすることに深い憂慮を覚え、平和の祈りと反戦にむけた非暴力による行動を日本と世界の宗教者と市民に呼びかけます。
去る10月7日、ガザ地区を実効支配するハマスによってイスラエル側に電撃的な武力攻撃がなされました。それに対してイスラエルは即座に空爆をもって報復をしました。さらに現地時間の一昨日17日夜にはガザ市内の病院で約500人の命を奪う爆発が起こりました。その結果、現在までにイスラエル側はおよそ1400人の犠牲者と、ハマスに連れ去られた199人の人質が、そしてガザ側は今や、3000人をはるかに超える犠牲者が生まれています。わたしたちは、ハマスの武力攻撃と共にイスラエルによる空爆による報復攻撃にも強く抗議します。
イスラエル政府のネタニヤフ首相は、ハマスを「血に飢えた怪物」と呼びながら、「ガザの地獄の門を開く・・・ガザを廃墟にする」とまで記者会見で発言し、ガザへの地上軍による攻撃準備を整えることにより、自ら大殺戮の怪物になろうとしています。もしこれが実行されれば、コンクリートの壁と鉄のフェンスに取り囲まれ、「空の見える監獄」とまで言われるガザの逃げ場なく密集して暮らす 220万の人々に、計り知れない大殺戮の事態が予想されます。南へと避難せよとイスラエル政府はガザの人々に呼びかけているとは言いますが、ガザ南端のエジプトに入るラファ検問所の扉は未だに開かれていません。さらに、イスラエルによるガザ侵攻は、中東諸国への戦争拡大の危機を迎えることにもなりかねません。
パレスチナ人は、先祖代々その土地に暮らす先住の人々です。第二次大戦時のホロコーストの苦難をくぐり、1948年に国連決議に基づきイスラエルをパレスチナの地に建国したユダヤ人は、追放と迫害の苦しみを、世界のどの民族よりも知っていたはずです。
数次にわたる中東戦争とインティファーダの暁に、1993年9月に成立したオスロ合意が謳うパレスチナとイスラエルの二国家共存の道以外に、パレスチナとイスラエルの間に平和を実現する希望の道はありません。それを否定し、植民地主義的にイスラエルがパレスチナ人を排除しながらパレスチナ人居住地にユダヤ人入植政策を進めていくならば、これからも戦争と殺戮、そして果てしない敵意と憎しみ、そして悲しみが絶望的に深まるばかりです。
イスラエルがなによりもよりどころとする聖書の十戒にはこう記されています。
「殺してはならない。」(出エジプト記20章13節)イスラエル政府は、この十戒の精神に立ち帰ってください。
ガザの人々のいのちをこれ以上犠牲にせず、199人のイスラエル人の人質のいのちを守る道は、イスラエルがガザへの地上軍侵攻と空爆を中止し、国連を通して外交的平和交渉のテーブルに着く以外にありません。
わたしたち宗教者は、そのためにこの日本と世界のすべての宗教者と市民と共にひたすら平和の祈りと反戦にむけた非暴力による行動を続けていきます。
2023年10月19 日
「平和をつくり出す宗教者ネット」月例集会参加者一同
日本キリスト教団北千住教会 平和の会有志
声明 イスラエルとパレスチナの平和を願い、即時停戦を求めます
=国際人道法を無視したガザでのジェノサイド(集団殺害)を許さいないために=
ガザでは1万人を超える人々が犠牲となり、その4割は子どもとの報道に胸を締め付けられる思いです。ガザの完全包囲による食料、水、医薬品、電気、燃料など生存に不可欠な物資の遮断は許されません。イスラエルは、憎悪と復讐を増幅させる戦争、国際人道法を無視した無差別なガザ攻撃を中止し、直ちに停戦するよう求めます。嘆く者を慰め、傷を癒し、平和をもたらしてくださいますよう祈ります。
私たちは、ハマスによるイスラエル攻撃に抗議し、人質の即時釈放を求めるものです。同時に、国連憲章・国際法による紛争解決を求めます。イスラエル政府によるガザ地区における人道的危機はきわめて深刻なものであり、同国の明白な国際法違反の大規模な空爆、封鎖、地上作戦をただちに中止し、即時停戦を強く求めるものです。
グテレス国連事務総長も、「パレスチナ自治区ガザの悪夢は人道的危機を超える人間性の危機だ」と人道的停戦の必要性を訴えています。主権国家に対する侵略も、一般市民への無差別攻撃も国連憲章を蹂躙し、国際人道法に対する無法行為です。
ロシアによるウクライナ侵略が国連憲章と国際法違反の無法行為であるのと同様、イスラエルのガザ攻撃も国際法に違反しジェノサイドの危険をはらんでいる深刻な事態であると深く憂慮しています。
国連決議にある、イスラエルの占領地からの撤退、パレスチナへの国家樹立を含む民族自決権の尊重、パレスチナとイスラエル双方による生存権の相互承認こそが解決への道であると信じます。パレスチナとイスラエルの平和を切に祈ります。
イスラエルが無差別攻撃を続ける背景には、長年にわたって戦略的同盟関係をつづけ、パレスチナの独立国家樹立を含む自決権の実現を妨害してきたアメリカ政府が「イスラエルの自衛権」の名のもとでの武器供与など政治的、軍事的支援があります。
暴力の連鎖を拡大する軍事支援ではなく、双方に武力行使を停止させるための努力に全力をあげるよう日本政府をはじめ関係国と国際社会に求めるものです。日本政府に対し憲法9条を生かした平和外交、停戦の実現に向けて行動に移すよう求めます。
私たちは戦争被爆国のキリスト者として、イスラエル閣僚によるガザ地区への「核兵器投下も選択肢」との非人道的な大量破壊兵器の使用に言及したことについて抗議します。人類絶滅の道具である核兵器を「抑止力」などと偽って、緊張と対立を深めることがありませんように。核兵器の使用と威嚇ではなく、核兵器禁止条約による安全保障を選択し、未来を生きる世代の命を危険にさらすことがありませんようにと祈ります。
平和の神ご自身が御手を動かしてくださいますように。
2023年11月19日
大阪市の京橋駅前で「ガザ攻撃中止、即時停戦を」
大阪宗教者9条ネットワークと大阪宗教者平和協議会は25日、大阪市の京橋駅前で「ガザ攻撃中止、即時停戦を」と宣伝しました。
大阪宗平協事務局長で浄土真宗仏光寺派正念寺住職の長田譲さんは、ガザでの深刻な人道的危機を告発し、「戦闘中断は世界中で巻き起こった非難の結果。さらに世論を大きくしていこう」と呼びかけ。浄土真宗本願寺派宣光寺住職の小倉雅昭さんは「命を守り平和を守るという教えの宗教者として黙って見過ごせない。命に国境はない」、浄土真宗大谷派最勝寺住職の佐野彰義さんは「平和憲法をもつ国の僧侶として一緒に声をあげていきたい」、浄土真宗本願寺派宗務員の永江武雄さんは「命ほど尊いものはない。戦争ほど愚かなものはない」と訴えました。
ガザ刺繍のショールをまいて参加したカトリック信者の永谷川嘉美さんは「小さな声はやがて大きな声になり、社会、世界を変えます。あきらめずに声を上げていきましょう」と呼びかけました。
「何かしないと」と募金を寄せた女性は「世論を高めていってほしい」と話しました。