あゆみ(沿革)

目的と理念

 日本宗教者平和協議会(略称「日本宗平協」) は仏教・キリスト教・神道・天理教・新宗教などの宗教者が、 世界の平和と人類の幸福に寄与するため、ともに団結して活動する運動体(協議会)です。
 宗教者は、ともすれば心の内の平和のみを求めて、それでよしとする傾向がありますが、心の平和はすペての人々の幸福なしには達成されません。 核兵器を頂点とする兵器の開発がなお続けられ、戦闘が絶えず、差別と抑圧が止まず、環境が破壊されている状況の中で、 この現実を回避して、真実の平和を得ることはできません。
 私たちは、キリスト教にいう『愛』が、人類を絶滅しようとする核兵器や平和を破壊するものへの『怒り』を含むものであり、 仏教の『慈悲』が苦しみを悩むものへの『同苦』の精神を含むものであり、『悪』に対しては、敢然と対決する心構えと行為こそ信仰者の真の証しであると考えます。
 過去における「戦争責任」を深く懺悔・反省し、なお続く戦争・人権侵害・環境破壊を強行する勢力に対決して、その危険と悪を取り除<ことを、 宗教者の使命であると自覚しています。
 私たちは、おのおの信じる宗教は違いますが、それぞれの信仰にもとづいて実践する課題と目的においては、多<の共通のものをもっています。 平和と自由・正義と人間の尊厳を守るために、現代に生きる新しい宗教者像を求め、実践行動の中で豊かな共同・連帯を創りだしてきました。
 権力に従属した宗教から、民衆につかえ、歴史の課題に応えようとする新しい宗教者の活動は、民衆への励ましとなり、平和・民主運動の統一に大きく貢献し、それぞれの宗教教団の革新を促し、新しい世界の宗教史を切り開いています。


主な活動
日本宗平協の歴史
@ 信教の自由と政教分離の確立

 靖国神社をめぐる策動など、権力による宗教統制・圧迫・利用に反対し信教の自由を守る。併せて宗教の側からの政治権力の利用に反対し政教分離の原則を守る。

A 核兵器の完全禁止と廃絶

 核兵器禁止の国際条約の締結を要求し、廃絶を実現する。原爆被害者への国家保障と、世界の核実験・放射能被害者と連帯し援護と補償を要求する。

B 軍事基地の撤去と軍事条約の撤廃

 憲法違反の自衛隊に反対し、沖縄・日本から軍事基地を撤去させ、日米軍事同盟を廃棄させる。

C 憲法の擁護と平和・民主条項の実現

 憲法を断固として擁護し、平和・民主の原則を政治・国民生活のなかに実現させる。

D 人権の擁護と民主主義の発展

 あらゆる人権の侵害に反対し、言論・思想の自由など、国民の民主的基本的権利を守り発展させる。

E 環境の保全と回復

 「自然とともに生き、自然のなかに生かされている」ことを自覚し、環境の破壊を許さず保全と回復に努める。

F 宗教者の国際連帯の強化

 平和五原則にもとずく国際友好をすすめ、平和のための宗教者の国際連帯と相互支援を前進させる。


 この他、年次ごとの定例活動として、3/1ビキニデー「故久保山愛吉墓前祭」・宗教者交流集会、拡大全国理事会、 国民平和大行進、原水爆禁止世界大会・宗教者集会、日本宗教者平和会議などを開催。また平和・民主団体と共同しての 活動、時々の平和と民主主義にかかわるテーマに関しての活動を行う。


宗平協に入会してご一緒に活動を

 多くの都道府県に宗平協が結成され、全体的な方針を基本としながら、地域としての課題・特性を強調した活動が行われています。  あなたも、ぜひ宗平協に入会し、宗教者の平和運動に参加してください。地域に宗平協がある場合は地域宗平協を通じて、 ない場合は直接日本宗平協にご参加ください。  宗平協は、宗教者(求道者も含めて)で、「宗教者の良心にもとずき世界の平和と人類の幸福に寄与すること」 という目的に賛同する人であれば誰でも参加することができます。  会員は、それぞれの宗教者としての主体性のもと、運動のうえでは協力し団結して大きな目的を達成するために努力しています。  一人でも多くの宗教者のみなさまと手をつなぎ、現代に生きる宗教者の責任をともに担っていきたいと願い、あなたのご参加を訴えます。