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日本宗教者平和協議会 2015年度全国理事会を開催

 結成52年が経過した日本宗教者平和協議会は、5月25日、26日の両日、大阪市内(真宗大谷派難波別院、「南御堂」)にて開催されました。
 戦後70年、被爆70年、ビキニ被災61年、ベトナム戦争終結40年が経過し、数々の節目を迎えている現在、また、開催地大阪においては、住民投票により、市民生活破壊の「大阪都構想」にノーの審判が下された直後の開催となりました。
 岸田正博副理事長の司会により開会。荒川庸生理事長が開会の挨拶を述べました。荒川理事長からは、地元大阪宗平協へ諸準備の謝意の後、今回NPT再検討会議NY行動へ参加した宗教者団の報告がありました。そして、戦争立法・沖縄辺野古基地問題・原発問題等の情勢から、安倍政権の危険な暴走に対し、逆流を撤回するたたかいと宗教界からの明確な発信の必要性が述べられました。
 そして、モセフン シャーキル バイユーミ師(大阪茨木イスラム教会)からイスラム教徒の立場としての世界観・宗教観の講話を聴きました。
 モセフン師は、イスラム教の教義概説を現在の状況に照らし合わせて話され、人間の平等性、不公平があってはならないこと、他への抑圧は行わないことを明言されました。善良な国民・市民は、お互いをつなぐ絆を大切にし、よりよい社会を建設していくことが必要であることを伝え、異なる宗教であっても、寛容・受容・共存の大切さを伝えました。またテロリストたちがイスラムの名を語る事を批判しました。
 次に、沖縄の金井創牧師から、現在に至るまでの辺野古の状況、現地沖縄の人々の苦悩とたたかい歴史等が語られました。
 太平洋戦争末期・ベトナム戦争・イラク戦争と続いてきた沖縄の戦争の歴史、今度攻めて来たのは米軍ではなく日本政府。辺野古の海で今何が行われているのかを、映像の真実を通して金井師は伝えました。厳しい場面は更に続く、しかし、追い詰められているのは我々ではない、日本という国であり日本政府であるという報告に力強さを感じました。「平和の武器は学習、平和の最大の敵は無関心」という言葉に連帯の拍手が起こりました。
 休憩の後、議長選出。議長には、小倉雅昭大阪宗平協・相馬述之北海道宗平協の2名が選出され議事に入りました。森修覚事務局長から、活動報告・財政報告・人事提案も含めた2015年度の活動方針案が一括提案されました。(詳細は別頁参照) 質疑・討論の後休会、初日の日程を終えました。

参加者から寄せらた沖縄支援の募金を渡す
宮城泰年代表委員、受け取る金井創牧師

 夕刻から大阪宗平協主催の懇親会が開かれ、冒頭には、沖縄辺野古のたたかいへの支援金が宮城泰年代表委員から金井牧師に手渡されました。(写真)
 2日目は、同会場にて協議再開し、前日の討議からの継続で、NPT 再検討会議参加報告からの課題や今後の方向性、宗平協の活動方針案に対する討議、各地・各組織からの具体的な報告等が話し合われました。
 高木孝裕副理事長から、それぞれの宗教・宗派で違いを乗り越えて、平和を願う一致点で総括のできる活動を提起しようとの閉会の言葉があり2015年度の全国理事会を終了しました。



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